仮想舞台

いきなりすぽっと中心に入る。目の中から渦巻きが溢れだし、身体全体を包み込み、さらに身体の輪郭を解体していく。生の渦と死の渦、闇と光の間で、私は立ちつくしている。

光の帯

舞台作品『舞踏花伝』(1996年)より

何もない真っ白な世界に降り立つ旅人。解体しつくされた粒子と粒子がぶつかって、発光する。さらに強く、目も眩むような螺旋の光の渦になっていく。光に吸い込まれて、消えていく身体。走馬燈のように、めぐってきた身体の中の住人達の幻がよぎる。はじまりと同じところに旅人は還ってきていた。

慶應義塾大学アート・センター「動きのアーカイブ」(2004年)より

糸吐く人のメカニズム

慶應義塾大学アート・センター「動きのアーカイブ」(2005年)より