仮想舞台火の川にかかっている一本の橋。黒こげになって焼け落ちかかりながら、そこに在る。天界と地界の間の柱が、生という業火に焼かれ、くすぶっている。火傷、ひきつれ、痛み。入れ子舞台作品『舞踏花伝』(1996年)より命の炎に焼けこげになり、解体してしまった身体がさらに粒子状になってけむりのように漂っている。虚ろな身体が何体もの幽霊となり、時にすれちがい、混ざり合いながら、空間に揺れている。焼け跡の人慶應義塾大学アート・センター「動きのアーカイブ」(2005年)よりBack