仮想舞台

私の胸に花が咲いた。足下にも花。あたり一面が花園。その中に私という茎が一本、風に揺れている。何者かに花弁をめくられて開いていく、奪われていく世界。

舞台作品『舞踏花伝』(1996年)より

身体の中の架空庭園へと 誘われる。形象と神経の庭。さまざまな花のもつ異なった時間や空間にかかわって、花になる。踊っているうちに自分自身がどこかへ奪われていく楽しさにあふれている。

芙蓉

慶應義塾大学アート・センター「動きのアーカイブ」(2004年)(2004年)より

牡丹

慶應義塾大学アート・センター「動きのアーカイブ」(2004年)より

慶應義塾大学アート・センター「動きのアーカイブ」(2004年)より

薔薇

慶應義塾大学アート・センター「動きのアーカイブ」(2004年)より