神経のマーヤの出現


The Appearance of the God Maya Made of Nerves

舞踏譜

大きい孔雀が、細い線の孔雀になって、 錯綜しながら、無化していく。
その中から、小さい花が現れ、

音を聞いて、ガラスの目玉になる。

神経のマーヤの出現。

一本の細い神経を何処までも引っ張ってきて、 水晶の中を透視する。頭蓋の中を凝視する。
その中から、白い紙の花に誘われて、 金華糖が出てくる。

ヴォルスの気化。蜘蛛の巣が風に耐えている。 内部は完全に剥製化している。)

解説
細い神経の線を増やしていきながら、次第に薄くなっていく身体。
関連舞踏譜
鳥とけだものの世界孔雀の優雅さ、気品、繊細さの神経をたどる。
孔雀
深淵の世界空を飛んでいる鳥よりもはるかに飛翔している剥製の鳥。
剥製の鳥