風に耐えている位置で記憶されるもの


Things the Body Remembers When I Stood Against the Wind

舞踏譜

風に耐えている位置で記憶されるもの。
ジャコメッティの彫刻のように立っている。

風にたなびいている丸太の皮。
背後の虫、板状、 かかとを兎にかじられている。

手は板戸に触っている。
指の先の触覚が 木目の接点を何処までも辿っていく。

背後、オニババの顔。
そのままの状態で一歩、 板戸を抜ける。

解説
自分の身体が一枚の板戸のようになって立ちつくす。前へ進もうと思っても進めない。背後に関わる踊り。
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