仮面の裏側Behind the Mask舞踏譜仮面の裏側。 花子の顔の発展。 のっぺりと、鼈甲飴。 鼻が極度にすぼまる。 左頬下へ伸びる。 右目は何か、鳥の巣を見ている。 左額、左耳を完全に意識する。 向きをちょっと変えて、 表情をさらに強く、 鼻がさらにすぼまる。 目は極度のおびえ。 瞼の裏側を見ている。解説能面の裏側の顔をしている。表の表情とは全く別な表情がそこにはある。黒くつぶれて流れたような、溶けた顔。関連舞踏譜解剖図鑑の世界白く光っているぼおっとしている膿の踊りから、だんだん細い神経のみの踊りになっていく。最後に引き抜いた木の根っこのような神経だけになってしまう少女。膿のレリーフ焼け落ちた橋の世界戦争の焼け跡に立つ。大火災によりすべてが消失したあともまだ、あっちこっちで煙がくすぶっている。その場所に立つ火傷をした人物。喪失感。放棄。無力感。焼け跡の人神経病棟の世界変な神経病患者