舞踏譜
眠り、夢、紅葉の手、まだ定まらない首、
頬がプーッとふくらんでいる。
思いもよらぬ行動。柔らかい皮膚。
- 首が右にカクンと倒れていて、 右手の小指を一本立てている。
- 首がゆらゆらとしていて、
どっちに倒れるか分からないようにして、
カクンと左に倒れる。
右手は指輪をもって、 左手はブローチをいじっている。 -
また首が右に戻って、持っている指輪を返す。
ゆっくり眠りながら歩いてくる。 ほとんど高さを変えずに 歩いているのが分からないほど。一歩歩くごとに、a - b - cと替わる。
一体どんな夢を見ているのだろうか。