神経病棟のスケッチ


Sketches of the Neurology Ward

舞踏譜

  1. 皿を洗っている人が、 さらし首になって流れていった。
  2. 小人が、ターナーの石膏の首になって、 器物的に一回振返った。
  3. 死のベールが、 寒い鳥になって下がっていった。
  4. 長い尻尾の孔雀が、四つの首転がし。
  5. 長い髪の毛の幽霊が、 頭を振り下がっていった。
    (ベーコンの画集から)
  6. 猿を持って歩いてくる男が、犬になった。
    ゴリラになった。
  7. ポチョムキンの片眼鏡の男の綱渡り。
  8. 左腕の法王。壁を引っかいている。
    足の旗四回振る。
  9. 待った待ったの人が出てきたと思ったら、 プール際でグタッとなった。
解説
神経病棟にいるいろいろな患者。フォルムの持っている不可解な時間。